今年度より、県内すべての小学校・義務教育学校・特別支援学校小学部4年生を対象に、毎年美術館に招待するという鳥取県の事業「MUSEUM START BUS(美術館体験プログラムへのバス招待事業)」がスタートしています。
本校は後期(10月〜3月)分に申込みを行っており、このたび4年生が参加したものです。
今年3月に開館した真新しい県立美術館に到着すると、広くて、きれいな館内の様子にあらためて、ビックリ…、そして10名ものスタッフ、ボランティアの方々との新たな出会いへと続きました。
今回、参加したブログラムのねらいやこのあと行われる体験型の学びの機会を有意義な時間にしてほしいと、お話がありました。
さて、グループに別れて展示室に進んでいきます。
案内役の人たちと一緒に館内を回ることができるなんて、本当にありがたいことです。
そして、作品を目前にしながら、この事業の最大の目的である「対話をしながら鑑賞する」活動が始まります…。
「もっと、時間がほしい!」と、思った人もあったかもしれないですね。
様々なジャンルの作品を自分の興味・関心のポイントをもって鑑賞するのにも、友だちと対話をしながら鑑賞していくのにも…、じっくり楽しもうとすればするほど、あっという間に感じられた時間が過ぎていきます。
こうした学齢期から多様なアートを身近に感じて楽しむことができるきっかけの機会をいただいたことは、子どもたちにとってとても幸せなことだと感じています。
じっくり、自分なりの見方で鑑賞をする子どもたち表情や、意見を交わし合う姿、スタッフの方の話に耳を傾ける様子などから、学校を離れ、本物に直接触れる体験を通しながら、「アートを通じた学び」の体験を進めていったことがよくわかりました。
今度は、別の人達といっしょに、もっとじっくり時間をかけて、鑑賞するのもいいかもしれないですね。
「アートを通じた学び」の意味を、今回の体験をもって感じることができ、県立美術館をもっと身近に感じることができるきっかけとなりました。
受け入れに際し、たくさんの皆様にご準備、ご配慮をいただきありがとうございました。