この4月に実施された「全国学力・学習状況調査」児童質問調査には、
○受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、
「考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組み立てなどを工夫して発表していましたか」
との質問が設定されていましたが、この項目における肯定的回答(工夫して発表していた)の割合が、全国と比べ県全体の割合が下回ることが指摘されています…。
この点は本校でも同様です。
そこで、校内では調査結果を職員で分析し、
・「自分の考えを機会を確保する」
・「工夫して表現する力を育む」
この2点に焦点をあてた授業改善の実践を続けています…。
2日(月)には、本校エキスパート教員(音楽)が公開授業を行いました。
歌曲「まちぼうけ」 作 山田耕作 を鑑賞していきますが、子どもたちは作詞者、作曲者、演奏者の視点に立って、それぞれの意図や工夫点を自らの言葉で表そうと奮闘します。
何とか出した意見を交流させ、曲の特徴や演奏のよさをつかんでいきます。
そして、最後に自分たちが歌ってみたい歌い方を出し合い、工夫した歌い方で歌っていこうとする学習でした。
子どもたちの曲への関心の高まり、歌いたい意欲が高揚している様子がよく分かります。
こうした先生一人一人の弛まぬ工夫と努力による、今、求められる授業改善に向け、確実な歩みを続けていきたいと思います。