先週のある日の昼休憩には、今年度はじめての「なかよしタイム」の取組が行われました。
なかよしタイムとは、1年から6年までの全校の子どもたちがいくつもの班に分かれ、一年間異年齢での関わる活動を継続して行う「なかよし班活動」をより日常的に行っていくことをねらった異年齢交流の場であり、企画.運営を高学年の子どもたちですすめていく取組です。
自分が「できる」ことと、誰かが「できる」ことは違います。
自分が「楽しむ」ことと、誰かを「楽しませる」ことも大きく違い、そのために必要な工夫や見えない努力も必要になっていくことに気づいていきます。
そして、「自分や自分たちが楽しむ」以外の楽しみ方(気持ちの高揚)の場があるも知っていってほしいと願っています…。
先生たちからの指示は全くありません。
「高学年が自分たちで考えた活動を、自分たちで運営していく…」こうした姿が、それぞれの班で見られていました。
新型コロナ感染症によって一時期控えられてしまったこうした活動の影響を、少しずつでも軽減していくことが必要では…。そして、子どもたちが生活していく時代は、多様な人との関わりが一段と大切にされる…。
ならば、本校では384名で生活する学校規模をいかし、人との関わりを重視した活動を粘り強く続けていくことこそ、子どもたちの将来につながる営みになっていくと考えています。
相手の立場になったり、気持ちを想像したりできるこうした機会を通して、いつでも、どこでも、そして誰とでも自分らしく生活できる「しなやかさ」を獲得していきましょう。